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創立九十周年記念特設ページ -01- 創立九十周年を迎えて

創立九十周年を迎えて
莨町小学校大正11年創立開校
 莨町小学校は大正11年4月1日に創立開校しました。校長外19名の先生がおり、19学級編成でした。
子どもは1200名ぐらいいました。校歌は大正12年に制定され、現在まで歌い続けられています。その当時は青森市も第一次世界大戦を契機として産業界がめざましく発展した最中にありました。堤川周辺に缶詰工場、焼き竹輪工場、蒲鉾工場、製材工場が立ち並び、とてもにぎやかでした。そのため、人々が集まり、子どもの数も増えて莨町小学校ができたのでした。

 第一回卒業生(中村さん) 20周年記念誌より一部抜粋

 大正11年4月、莨町校が開校され、当時橋本校その他に学んでいた児童がこの新しい学校に集められました。学校ができたといっても校舎は未だに無し、橋本校の一部を借り、午前午後の二部教授を受けました。幼い児童の心理としては他の校舎を借りるということはどんなに肩身が狭く感じたことでしょう。廊下を一つ隔てて橋本校の児童からは継子扱いされるし、新校舎ができるのを千秋の思いで待ったものでした。
 7月、新校舎落成の日がきました。「わが懐かしき校舎の・・・」前々から熱心に教えられた落成式の歌を胸を膨らませて斉唱したものです。新しい自分たちの校舎に入り、安心した気持ちで毎日楽しく学ぶことができました。また、保護者の尽力により校旗も出来上がりました。紫地に示された天地人の白線と金糸に織られた校章の輝くばかりの校旗を見て、だれもが天地人に恥じざる立派な人になろうと幼い心にそうした気持ちがあふれて来ました。


戦前の校舎(昭和13年頃)


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