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創立九十周年記念特設ページ -05- 創立60周年記念・落成記念式典から(昭和58年2月)

60年の歴史を刻んだ莨町小
 校舎改築記念を兼ねた青森市立莨町小学校(阿保以佐夫校長、児童数363名)の創立60周年記念式典が昭和58年2月6日、同校体育館で行われた。ペンキの香りが漂う真新しい体育館には全校児童、教職員のほか、招待客、父母、卒業生ら250人が出席。同校の新たな発展を誓っていた。

 莨町小が開校したのは大正11年4月。昭和20年7月の青森空襲で全校舎が焼け、浪打小に移って、学校閉鎖という事態に見舞われた。しかし、昭和25年11月に新しい学校ができ、莨町小として再スタートした。児童数が最も多かったのは昭和33年で1468人、22学級だった。しかし、郊外の団地造成、問屋町のオープンなどで年々児童数は減少。昭和58年には368名になっていた。一方老朽化した木造校舎は全面的に改築することになり55年に着工、56年10月に新校舎が完成した。58年2月に体育館も完成し、60周年記念と落成記念式典が行われた。
東奥日報(58年2月)より

みんなのたいいくかん
一年一組 はまだ さとし
 まちどおしかった、みんなのたいいくかんが、おおきくできあがりました。
 ぼくたちのたいいくかん、おたんじょうびおめでとう。
 ぼくらとおなじ一年生です。
 はじめて、たいいくかんにはいるとき、なかがどのようになっているのかなとおもいました。
 なかにはいってみると、とてもひろくゆかがぴかぴかひかってきれいでした。てんじょうはけいこうとうがたくさんついていて、とてもあかるく、まるでどこかのげきじょうにはいったようでした。ステージもあります。ステージでうたやきがくなどしたら、テレビでみるようにきれいにみえるだろうなとおもうとうれしくなり、むねがどきどきしました。 また、これからは冬でもひろいたいいくかんで、ちょうかいやたいいくができます。どんなにあめがふっても、ゆきがふってもなわとびやおにごっこができるとおもうとはやくあそびたくなりました。
 でも、あたらしいたいいくかんやきょうしつは、ぼくたちだけのものではありません。ぼくたちのあとからはいってくるかぞえきれないほどのたくさんのおともだちのものです。だから、たいせつにつかわなければいけないのだと、おかあさんも先生も、なんどもはなしてくれました。
 みんなできまりをまもってたいせつにつかっていきたいとおもいます。
 ぼくたちのたいいくかん、バンザイ。
60周年記念誌より

改築前の校舎

航空写真
     昭和54年


昭和58年2月6日
  創立60周年・
    改築落成記念式典


改築した新校舎・体育館
       (昭和58年)

    現在の校舎


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